理学療法士を目指す学生には読んでもらいたくない、理学療法士について

2019/05/15 ブログ
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理学療法士という職種は世の中にだいぶ浸透していると思います。

リハビリという言葉も一般的に使われている言葉です。

今回は理学療法士についてまとめてみました。あらかじめお伝えしますが、私の経験を元に独自の見解が入っているので、解釈は間違っているかもしれません。

 

 

 

1 理学療法士になるには

2 理学療法士の仕事

3 理学療法士の今後の展開

4 私がなりたい理学療法士像

 

 

 

1 理学療法士になるには

 

理学療法士は国家資格ですので、養成校(大学または専門学校)を卒業し国家試験に合格する必要があります。

養成校では専門的な知識を勉強します。解剖学、生理学、運動学、病理学などの基礎から、測定や評価、治療法などを学びます。臨床実習も大切なカリキュラムで、測定実習、評価実習を経て、最終学年では2カ月の臨床実習を2~3回行います。私が学生のときのことなので現在のカリキュラムは少し違うかもしれません…。

ここで大事なのは、養成校では臨床で使える治療技術をほとんど教えてくれないということです。最終学年では半年近く臨床実習があります。その実習を行うために養成校で勉強しているのかもしれません。

ちなみに、もし私がもう一度学生に戻り、臨床実習を行いなさいと言われたならば、全力で断ります。笑

それだけ辛かった思い出がありますが、それだけに臨床実習が学生で得られる知識、経験の全てと言っても過言ではありません。

 

卒業と同時に国家試験を受けることになります。私が受けた国家試験の合格率は9割ほどでしたので、きちんと勉強すれば受かる時代です。それでも合格しなければ今までの苦労がゼロになってしまうので、相当のプレッシャーでした。大学受験よりも勉強したかもしれません。

たとえば今私が国家試験を受ければ、不合格になる自信があります。笑

(ちなみに平成30年度の合格率は81.4%、少し下がっているようです)

 

 

 

2 理学療法士の仕事

 

ほとんどの理学療法士は病院勤務をします。国の規定の元に医療保険範囲での仕事になります。医師の指示の元に業務を行います。

病院といっても、総合病院、大学病院、地域病院、クリニックなど、規模や役割も違いますし、急性期、回復期でも業務内容は変わります。

専門性でも、中枢系、整形分野、循環器分野、呼吸器分野、小児分野、スポーツ分野などがあります。

勤務先の病院の特色によって、担当する患者様や疾患はまちまちです。

 

さきほど、養成校では臨床で使える治療技術は教えてくれないと述べましたが、勤務した病院によって必要な治療技術が変わるからかもしれません。臨床に出て1年目から、本当の治療技術を身に着けていくことになります。

 

病院ではリハビリテーション業務を行います。患者様の問題点を評価し、ゴール設定をし、維持・改善のために治療を行います。

大切なことは身体の機能面だけに目を向けないことでしょう。そのことだけでもかなりな文章量になりそうなので、今回は伏せておきます。

 

 

 

3 理学療法士の今後の展開

 

理学療法士は高齢化社会において、介護分野ではまだまだ人手は足りていないかもしれません。しかし少子化を考えると、一定の分野では飽和状態とも言えます。

そこでより専門性に分かれていくのだと思います。ひと昔前は、3年くらいは総合病院でいろいろな疾患を経験するのが当たり前でした。今後は初めから専門分野でスキルを伸ばしていく時代になっていくでしょう。というよりは、すでにそういった流れになっています。

理学療法士が定年まで働き続けられるかを考えなくてはならない時代です。終身雇用の時代はもう昔です。今ではスポーツチームでの活躍や教員になる者、訪問リハビリステーションを立ち上げる者など、病院以外での活躍の場が増えてきています。

 

大きな声では言えないですが、私のように開業をする理学療法士も増えてきています。理学療法士には開業権がないため、協会としては認められていないことです。私は個人事業者として施術を提供する整体師として開業しています。

 

 

専門性にどんどん別れ、病院以外での活躍の場が増えていくのが、今後の展開でしょう。

 

 

 

4 私がなりたい理学療法士像

 

結論から言いますと、理学療法士にこだわっていません。すでに理学療法士ではありません。

 

痛み→機能障害→治療→痛みが取れる

 

人はそこで病院のリハビリから卒業します。医師の指示の元で医療保険制度からはみ出してはいけません。リハビリ期間やリハビリできる単位数、報酬が決まっています。

 

 

 

なぜここに来たのか、何に困っていて何をしたいのか、そこが私の興味あるところです。

それにはその人を理解しなくてはなりません。性格や環境も違います。目指していることも違います。同じ疾患で同じ施術を行っても、結果は全く異なってきます。

時間がかかります。その人を把握するまでの時間と解決にかかる時間です。

 

痛みによっては瞬時にとることもできます。1回の施術で痛みがとれる場合もあります。

それで満足してほしくないです。瞬時に痛みがとれても私の興味はその先にあるので、結局は時間がかかります。

 

 

 

みなもと整体院に行けばなんとかなる、話は聞いてくれるし、どんな状態でも相手にしてくれる。そんな評判の整体院にしたいと思っています。

専門性に特化していくのとは逆かもしれません。病院以外で働く流れには乗っかっているのかもしれません。

 

 

 

今日は紹介が多い内容でした。これまでのブログを読んでいただいている方には重複する内容も多かったと思います。

いろいろなブログを更新していきたいと思っています。

 

相手を知るには自分を知ってもらわないといけないですよね。