ダイエットをしたいなら運動より食事
ダイエットに興味がある人も多いと思います。健康や美意識からもダイエットに関心が高まっています。世の中には○○ダイエット法などの情報が数多く散在していて、正直何が正しいのかわからないくらいです。今回は私の考えるダイエットとはを取り上げてみたいと思います。
私個人の考えですが、ダイエットを成功させるための心得みたいなものを記しておきます。
1 ダイエットの目的をはっきりとさせる
2 食べたことへの興味を持つ
3 継続できる方法を見つける
4 結果に一喜一憂する
1 ダイエットの目的
なぜダイエットする必要があるのかを明確にしてください。ダイエットが成功するか、失敗するかは方法が鍵を握っているのではありません。ダイエットの目的がはっきりしていることが、成功の最大の要因です。
慢性腰痛の85%は「非特異性腰痛」といって、原因がはっきりわからないものがほとんどです。姿勢や身体の硬さ、筋力の弱さなどの機能的要因もありますが、腰痛の原因のほとんどがストレスや睡眠不足などの生活習慣の乱れと言われています。その中でも体重の増加が腰痛の原因となっているケースが多くなっています。
ダイエットの目的が腰痛の改善・予防という人もいるでしょう。
メタボリックシンドロームという言葉が比較的浸透してきていると思います。高血圧や高脂血症、血糖値などの内科系の疾患も、体重増加からくるものがほとんどです。内臓疾患の改善・予防が目的でダイエットする人もいるでしょう。
また、見た目のためにダイエットする人もいるでしょう。立派な目的だと思います。特に夏には薄着になりますから、美意識でダイエットするのもいいかもしれません。
いろいろな理由があるはずです。まずそこを明確にしてください。
2 食べたことへの興味を持つ
痩せることに運動はほとんど効果はありません。食事のコントロールが90%を占めていると思います。
「摂取カロリーと消費カロリーの差で体重をコントロールする」という考え方は捨ててください。何を摂取し、何を消費するかの質を考えてください。要は代謝する身体を作るのです。摂取したものを代謝する。「糖質制限」はおすすめの方法です。
糖質制限を述べると一つの本が書けるくらいの量になってしまうので、ここでは方法論は割愛します。
食習慣を改善させるには方法論から入るといけません。何を食べなさいや何を食べてはいけないと制限されることで続かなくなってしまいます。
まず、前述した通りダイエットの目的があるはずです。現在の食習慣で現在の体重になっていることを理解することから始めてください。
現在の食習慣を見直してみると、改善点が見えてきます。一番大切なのは食習慣に興味を持つことです。
そして、食べたことの感情を覚えておいてください。
いけないとわかってはいるけれど、間食したら美味しかった、間食してよかったと感じるのか。
間食したら美味しかったけど罪悪感があったとか。
同じ間食をしても、感じたことで次の行動が変わってきます。そのためにも現在の食習慣に興味を持ち、食べたことを覚えていて振り返ってください。
3 継続できる方法を見つける
ダイエットの目的をはっきりとさせました。現在の食習慣を見直してみました。食べた後の感情を知るようになりました。
何かダイエットの方法を落とし込みたいと思ってきました。ダイエット法には何があるのかはその時に必要な情報です。
何かの情報で得た方法を試してください。
そして、ここでも大切なのは、その時の感情を覚えていることです。
例えば糖質制限をしてみました。お米を抜いてみました。その時何を感じましたか?
お米を抜いたらお腹が空いて辛かったとか。
お米を抜いたら、薄味が美味しく思えたとか。
ここでは今までの食習慣で食べた後の感情ではありません。何か行動をしてみた後の感情です。
そこで何を感じたのかでまた次の行動が変わってきます。
大切なのは、1度で全て判断しないでください。糖質制限では少なくとも2週間は続けてください。ダイエット法によって効果が表れる期間が違います。
そして、続けられると感じたものが自分に合ったダイエット法なのです。
4 結果に一喜一憂する
結果が出てきたら嬉しいでしょう。ある程度続けても結果が出なければ悲しいでしょう。それも感情です。
結果が出てきているのであれば継続できるでしょう。しかし、そこで注意してほしいのは、そのダイエット方法の持続効果を知っていることです。短期間で変わるものもあるでしょう。中には短期間で変わってから停滞するものもあるでしょう。そのダイエット法での予測を立てて、それに従ってください。ダイエット法を知るということは、食事の制限を知るのではなく、その方法でどのように変わっていくのかを知ることです。
一定の期間続けてはみたところ、ずっと辛いという感情しか持たずに結果が出ないものは辞めてください。効果が出るはずの期間で結果が出ないのならば、次の方法を探してください。上記の1、2まではできているはずです。新たな方法を探すことから再始動してください。
今回は方法論は述べていませんが、方法はどんなものでも構わないと思っています。大切なのは興味を持つこと。感情を大切にすることです。運動習慣にも当てはまります。運動する目的を持つこと、運動に興味を持つこと、運動したことでの感情を大切にしてください。
食習慣+運動習慣=生活習慣と思ってください。そしてダイエットには断然食習慣が大切です。