みなもと整体院は痛みをとることを目的にしていません
みなもと整体院のブログを読んでいただいている方々、ありがとうございます。
できる限りブログの更新は1日1回を目標に行っています。勝手に自由に書かせてもらっているので、まとまらないことも多いですが、今までの内容を見返してみると以下のトピックスに分けられると思います。
身体や疾患についての知識論
スポーツを通じて感じた精神論
みなもと整体院の宣伝とSEO対策
分けてはみましたが、結局どれも私個人の考え方でまとめられているように思えます。
例えば以前のブログで「感覚と精神が身体を支配している」でも書いたように、サッカーのPKの話が、無意識下での運動の話になってきます。
私は「意識して行う運動」と「無意識で行っている競技」の間を結びつけるもの、その答えを常に考えています。おそらく明確に答えはないのではないかと思っていますが、こうではないのかなという推測は立ちます。そのことをブログにまとめるのはもう少し後になると思います。
その推測の一つは、「手段と目的」にあるのではないかと考えています。これを混同してはいけません。
人はなぜみなもと整体院に来たのでしょう?
お陰様で当院もいろいろな方にきていただけるようになってきました。私はまず初回で来ていただいた方はどんな人なのか知ることから始めます。
初回は問診表に身体の状態を記入していただいています。整体院ですから、どこかが痛いなどのきっかけで来ていただいているわけですから、当然のことです。その問診票を基に評価が始まります。評価に基づいて施術を行います。
例えば「腰が痛い」という方が来たとします。当院に来た目的は「腰の痛みをとりたい」になります。
整体という「手段」を用いて、痛みをとる「目的」のために来院していただいたということです。
しかし、私はそう捉えていません。
痛みをとるという「手段」を用いて、楽しくなるという「目的」を果たしてほしいのです。そのために問診票という手段を利用してその人を知るという目的を探します。
痛みをとるならそれほど難しいことではありません。痛みという身体の感覚を理解していれば、対応法があります。
楽しくなるが難しいのです。人によって全く違うためです。
それを把握するまでの時間もかかりますし、人によっては方法も変えなくてはなりません。対応法のマニュアルがないのです。
ブログを更新するにあたってどんな内容で書き始めても結局精神論に結びついてしまうのは、常にこう考えているからなのかもしれません。
私にとって理学療法士とは手段のひとつにすぎず、こだわってもいません。私に関わる全ての人が楽しくなるという目的のために、理学療法士という手段を用いて人と関わります。
営業職の人は、契約が目的ではありません。契約という手段を用いてクライアントや自分・家族が楽しくなる目的を達成させるのです。
主婦の方は家事・育児が目的ではありません。家事、育児という手段を用いて家族との関わりを持つことが目的だと思います。楽しく家事しましょう。
スポーツ選手は競技という手段を用いて、自分やまわりの人たちがハッピーになるのが目的です。うまくいかないときに視野が狭くなっていませんか?怪我をしたり試合に負けることは、手段の一つが一時的に疎外されたに過ぎません。目的を達成する手段は他にもあるはずです。
前述した答えですが、意識をして動かしている限り「手段」でしかなく、「目的」の達成には無意識で行っている運動にあると思っています。
まだ、答えは出ていませんが、今はそう思って行動しています。
みなもと整体院に来ていただいた方はよくわかっていると思いますが、私は施術中によくしゃべります。痛みをとることではなく、その先の目的を探しているからです。
そのようなところだと知って来ていただけると助かります。
精神論と宣伝でした(笑)。