コロナ禍で得たもの
新型コロナウイルスによって多くの方々の生活そのものに変化が起こっています。
緊急事態宣言も解除され、少しずつ今までの日常を取り戻せていけたらと思う反面、まだまだ油断できないと気を引き締めている方も多いのではないでしょうか。
飲食店・観光業など売り上げが大打撃を受けていらっしゃる業種もあるでしょう。接骨院・整体業においても収入がガタ落ちという声も聞こえています。
整体業の仲間では売り上げが8割減といったところもあります。
自粛のため人々が外出しない、したくてもできない状況なので仕方ないと思います。
仕事が不安定で収入が安定しないため、出費を抑える方もいらっしゃるでしょう。
当院は緊急事態宣言が出ている間も診療を続けさせていただきました。もちろん可能な限り感染対策を行っています。
おかげさまでコロナ禍でも当院にはお客様がいらっしゃっています。新型コロナの影響で多少のキャンセルはありましたが、みなさま変わらず通っていただいています。
新型コロナ禍で失ったものも多いですが、得られたものもあります。
今日は私がそんな中でいくつか感じたことを紹介します。
1 コロナ禍でも来ていただいているお客様に感謝
一番感じていることはお客様への感謝です。このような大変なときにも来ていただいているのですから。おかげさまでコロナ禍でも当院は継続して診療できています。
みなさま悩みはそれぞれですが、それを解決しようという思いは一緒です。感染が心配の中、それでも来ていただいているお客様から学ばせていただいています。
それだけに責任を感じ、日々施術に当たらせてもらっています。もちろん感染対策も徹底して。
コロナのおかげで改めて気付かさせていただいたことです。いつもありがとうございます。
2 初めてのオンラインに挑戦
コロナ禍なので、直接お会いできない場合にできないことはないかと、オンラインを始めました。
zoomを使って地域の方々と交流させていただいています。
週に1回「ズームフィット」と題してエクササイズを一緒に行わせていただいています。お客様との繋がりで地域の学生を中心にオンラインで繋がることができました。サッカーや体操などを行っている子どもたちが真剣に取り組んでくれていて、いつも励まされています。
また、月に1回当院主催で地域の有識者対象に勉強会を行っていますが、それもオンラインで行いました。その後オンライン飲み会に発展したのも面白かったですね。
新型コロナがなければ取り組もうとしなかったオンライン。使ってみると便利なことに気付けました。
3 子どもとの時間が有意義に思えた
私には小学生の息子がいますが、3月から学校が休校のため、朝から晩まで学童で時間を過ごしていました。おかげさまで学童でも楽しく過ごしているみたいですが、一日中となるとストレスにもなるだろうと思います。
当院は予約優先とさせていただいているので、最終の予約がないときは早く帰って学童へ迎えにいくことにしました。(最終時間に問い合わせいただいた場合に不在ということもありご迷惑をおかけしています…)
息子と早くに帰宅して過ごす時間も大切に思えたのも、コロナのおかげかもしれません。
4 お昼の弁当を近くの飲食店でテイクアウトしてみた
私は普段昼食は愛妻弁当なのですが、さすがに妻も弁当作りができない日もあります。今まではコンビニなどで済ませていましたが、当院近くの居酒屋さんでお昼にテイクアウトを行っていたので、そちらを利用させてもらいました。
近くでも行ったことのないお店で弁当を買おうと思ったのは、普段テイクアウトをしていないからです。苦労しているであろう飲食店様を助ける思いもありますが、純粋に栄養価の高い美味しいお弁当が食べられるので何度か買わせていただいています。
その居酒屋さんがテイクアウトでお昼に弁当を売ることになったのもコロナだからかもしれません。
「withコロナ」、「自粛より自衛」と言われるようになりました。まだまだ第2波・第3波と気を付けなければならない状態です。これがいつまで続くのかも分からない不安もあります。
今だからこそマイナス面だけを見ずに、前を向いて進んでいきたいと思っています。
「新しい生活様式」は政府が決めることでなく、一人ひとりが見つけていくことかもしれません。隣の人に迷惑をかけずに社会的距離をとりながら、心の距離を縮めていきたいです。
みなさんにとってコロナはマイナスなことばかりでしょうか。
少しずつ今までの日常を取り戻していく段階ではありますが、完全に大丈夫になったときに新しいことができていると素晴らしいですね。