関節痛と天気のおはなし

2020/07/06 ブログ
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「天気が悪いと関節が痛い」

ということを聞いたことがあると思います。

 

「膝が痛むから明日は雨だ」などあながち嘘ではありません。確かに天気と関節は関係があります。

 

 

 

 

なぜ天気が悪いと関節が痛むのでしょう?

冷えるから痛みのでしょうか?

 

 

いくつかあるメカニズムの一つに「関節内圧」があります。

 

 

 

関節は袋(関節包)に覆われていて、中は関節液で満たされています。

この関節液は常に産生と吸収がバランスよく保たれていて、関節内圧を一定に調整しています。

 

 

この関節内圧が高まると、関節包にある痛覚が興奮し痛みを感じます。

 

 

膝の関節に水が溜まって腫れると痛むのは、この関節内圧が高まったためです。

 

 

 

 

圧力という目に見えないものが、関節の痛みを発生させるのです。

「低気圧がやってくる→関節外の圧力が低くなる→関節内の圧力が高まる」

というメカニズムで関節は痛くなるのです。

 

 

 

普段私たちは圧力を感じているわけではありません。

しかし関節は敏感に感じています。少しの変化でも感じることができます。

 

 

天気が悪いと関節が痛む理由のひとつは、圧力のせいです。

 

 

 

 

 

 

では、関節の痛みをどうすれば防げるのか?

テルテル坊主を作ることしかできないのか?

 

 

 

こんなときの対処法があります。

 

 

 

 

天気は変えられませんが、圧力や痛みを敏感に感じてしまう状況を和らげることができます。

自律神経を整えるということです。

 

 

 

リラックスできるようにしましょう。

圧力や痛みを感じるのは神経です。神経が過敏なときはすぐ痛みとして感じてしまうので、リラックスすることが一番の対処法です。

 

 

 

天気が悪いときはゆっくりと過ごしましょう。

温める、気持ちのいいことをする、好きな趣味を行ってみるのもいいですね。

 

 

生活リズムを整えましょう。

睡眠や食事、適度な運動を心がけましょう。

 

 

 

関節痛に関係ないようで、大切な対処法です。

 

雨が降ってもイライラしないで、雨の日こそできることを探しましょう。

 

 

晴耕雨読とはよく言ったものです。

 

 

 

 

 

 

梅雨の時期、シトシトと雨が降るようなイメージは変わってしまいました…。

 

各地で豪雨の被害など毎年のように耳にします。被害に遭われた地域の方々には心よりお祈り申し上げます。